今回は、宮古島の史跡巡りしてきました。
最初は、大川(ウプカー)です。目印自体は、上にあるのですがお家の横に降りる坂があります。
ウプカーは、牛馬之用水所とさせており当時の人々の暮らしにとって、牛馬は重要な労働力でした。数多く存在する井泉のなかで、牛馬専用を目的としたものは極めて稀です。
次は、大和井(ヤマトガー)です。大和井は大川のすぐ横にあります。
井戸の周りは大小の切り石を円形に積み上げてあり、上り下りの通路には石段が設けられています。伝承によれば、首里王府派遣の在番役人など一部の者のみが使用し、一般の人々には開放されなかったと言われている。かつては泉にいたるまでに2ヶ所の門があって、水守りもいたとの言い伝えがある。南島の人々と水とのかかわり合い、石工技術の見事さを示す石造遺跡として類例のないものである。
最後は、盛加井です。3箇所とも町の中のど真ん中にあるのですが、盛加井は住宅街の真ん中にあります。
水道の発達しないころ、人びとの生活用水は天水と各所に散在するうりがー(洞井)であった。集落はうりがーを中心に形成、発達してきており、宮古の歴史はうりがーを切りはなして考えることはできない。
盛加がー内には小規模ながら貝塚層もあり、周辺一帯からは多くの青磁片、土器片等が豹変採取でき、大きな集落跡を物語っています。